為替はドル円が前提
株は日本株(日経225)が前提
原油はWTI原油先物が前提
為替と株
為替が円安になると日本株は上昇する
為替が円高になると日本株は下落する
基本的にみんながリスクをとって積極的に投資していく局面(リスクオン)では円安株高がセットの動きになります。
逆に 市場が不安定になってきて投資に消極的になる局面(リスクオフ)では円高株安になります。
実際の動きは様々な要因が絡むので必ずしも上記の動きにはならないけど、為替と株だけの関係に限れば基本的には上記に書いた関係になります。
為替が先に動いて為替主導で日本株が上昇する時もあれば、日本株主導であとから為替がついてくる動きをすることもあります。
為替と原油
ドル高になると原油が割高になり売られて下落
ドル安になると原油が割安になり買われて上昇
原油はドルベースで取引されているので、ドル高/原油安がセット、ドル安/原油高がセットになります。
セットにはなっていますが、そこまで積極的に為替とは連動して動かない感じがします。
為替がドル高に動いて為替主導で原油が下落することはありますが、原油主導で大きくドル安が進むのはあまり見ないように感じます。
株と原油
原油高でエネルギー関連株は上昇
原油安でエネルギー関連株は下落
原油下落で日本株が直接影響を受けるというよりも、最近では夜間で原油が下落して、アメリカ株の方でエネルギー関連株が下がって翌朝日本もアメリカ市場の影響を受けて下落という流れが多いと思います。原油取引が日本時間夜10時頃から活発になるので、アメリカ時間に原油主導でアメリカ株が動いて、その動きにつられて日本株が動くイメージです。
原油安は日本にとって長期的にはプラスになると思いますが、短期的にはダウの動きに日本株が連動しています。
要注意なのが毎週水曜日23時30分(基本的に水曜日23時30分)に発表されるEIA原油在庫統計です。この在庫統計指標を受けて大きく上下するので、日本株の翌朝に窓をあける要因となります。
また最近では原油輸入国の中国相場にも影響を受けます。
中国景気が減速すると輸入量が減るので売られるからです。上海総合指数が5000ポイントから3000ポイントまで暴落したのに連動して、商品市場全体も下落をしたため原油も下落しました。
以上が基本的な関係だと思いますが、実際の相場は他にもさまざな要因に影響されるので難しいけど、そこが面白いところなのかもしれません!
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