9月17日 【為替】マイナス金利が円高となる理由

マイナス金利が銀行株の下落を招くことは以前の記事に書きました。
http://toushi-baka.seesaa.net/article/441930260.html

では、マイナス金利が円高となる理由は何だろうと考えてみました。

理論上は金利が高い通貨が買われます。アメリカが利上げしようとしているのでドル買いになりますよね?

だから日本がマイナス金利で利下げしたら本当は円売りになって円安になるはずなんです。

でも、実際のところ2月の導入時は逆の円高に振れました。

あえて理由をつけるとすれば、日本国債の利回りがマイナス0.1%になるまで日本国債が買われるからかなと思いました。
日本国債を買うためにはドルを売って円を買ってその円で日本国債を買います。
この円買いのために円高が発生するのかなと思いました。

なぜマイナス金利の国債を買うかというと、日銀が高値で買い取ってくれて売却益が出るからです。

大震災が起きた時も同じような理由で為替が円高に振れています。
普通大災害が起きたら、その国の経済状況が悪くなるので通貨は売られます。
しかし、日本の大震災の時は超円高に振れました。
これはあとからわかったことですが、日本の保険会社が多額の保険金を支払わなければならないため、運用していた外国株や外国債券を売って日本円に換金していたからです。

9月21日の日銀政策決定会合でマイナス0.2%が発表されたら、どのように動くか楽しみですね!

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マイナス0.1%のときにマイナス0.3%まで突っ込んだ10年国債

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