【仮想通貨】zaifトークン 3日で500%の高騰の理由

zaifトークンという仮想通貨の一種が8月16日に出来高を伴い上昇しています。
IMG_1331.PNG
トークンとは会社が発行する株のようなものでビットコインのような共通通貨とは異なるものです。

zaifトークンは仮想通貨の取引所であるzaifExchangeが発行しているコインです。

当初発行時点は4〜5円だったものが、特に使い道がなかったため0.1円まで値崩れしたまま張り付いていました。

それが最近になって注目度が高まってきた理由をいくつか考えてみました。

1. テックビューロ社が行うCOMSAプロジェクトの発表。
これは10月2日に仮想通貨を使った資金調達(ICO)を実施し、その環境を整えるというものです。
そのプロジェクト構想の一部にzaif取引所の名前が入っておりzaifもなんらかの形で絡んでくるのではという予想ができます。
ICOで使用されるビットコイン、イーサリアム、ネム、トークンを取引所にてドルや円との交換を可能とする役割を果たすでしょう。
また、企業が発行する仮想通貨という意味で、トークンというものの概念が広い層に認識されるきっかけにもなったのかもしれません。

2.zaif取引所自体の口座開設が増加している。
これは公式発表であったものですが、ゴールデンウィーク以降のzaif取引所の口座開設が2倍に増加しており、開設の作業が間に合っていないとのことです。
単純に口座開設が増えたら手数料収入が増えるのでzaif取引所自体の企業価値が上がります。
また、後続の参加者がまだまだ多いということであれば後続の参加者が買う前にzaifトークンを買っておけと言う動きも考えられます。

3.板が薄い&空売りが出来ない
zaifトークンはまだまだ規模が小さいので板が非常に薄いです。そのため1000万の注文でも余裕で板を動かすほどの値動きとなる大口です。
そして、現物しか取引できないので空売りを浴びせられることがありません。売り圧力は現物の買いを持っている人に限られます。

以上のように個人の参入だけでもどんどん上昇していくぐらいの市場規模のため+500%という爆発的な上昇になっています。

貨幣と同じで、仮想通貨の価値はその金額で使えるとみんなが思い込んでいる金額が時価となっていると思います。

zaifトークンも今後の使い道や取引所が与えるかもしれない特典に対しての期待感を織り込んでいる過程での買いを反映しているのでしょうか。

トークンという概念が今後定着するかどうかは、COMSAプロジェクトの成否にかかっているので誰も予想は出来ません。予想は出来ないけど成功するにしろ失敗するにしろ楽しみではありますね!成功すればトークンの価値はさらに上がるし、失敗すればまたトークンは市場に認識されずに埋もれていくでしょう。

この記事へのコメント